スポーツライターが「クライミング」を初観戦したら、マジでハマった!

Y:細江さんは何を観たんでしたっけ?

H:大会のクライマックス、10日目に行われた「コンバインド」女子決勝だね。コンバインドは「複合」という意味で、「ボルダリング」と「リード」、それから「スピード」の3種目の総合ポイントで争われるヤツ。

Y:東京オリンピックはその形式で行われるんですよね。

H:そうそう。だから、かなり注目度が高かったよね。日本人選手にとっては最上位者が東京五輪出場に内定するという“副賞”があったから、緊張感がすごかった。

Y:男子は楢崎智亜選手が予想どおり金メダル、女子は第一人者である野口啓代さんが銀メダルで東京五輪内定を勝ち取ったんですよね。僕も観ました。興奮したなあ。

H:いやあ、コンバインドは奥が深いよ。競技は「スピード」から始まって「ボルダリング」「リード」の順番で行われるんだけど、順位をそのまま掛け算するのよ。ここがポイント。つまり、3種目とも1位なら「1×1×1」でポイントは「1」。ポイントが少ないほうが上位。この算定方法がすごく面白い。

Y:なるほど〜。細江さん、何回くらい叫びました?

H:俺、もう40歳だから声に出すのは我慢したけど、心の中では何度も叫んだし、何度もガッツポーズしたよね。

Y:我慢する必要ないのに。

H:やっぱり、日本人選手の頑張りには心を打たれちまったわけよ。野口啓代さんの安定感と女王感と野中生萌さんのギラギラ感はカッコよかったし、森秋彩さんがリードを完登した瞬間は「ブラボー!」と叫んだ。もちろん心の中で。

Y:声に出してくださいよ。

H:そして、なんと言っても今回の最大の発見は、アイドルに出会ったこと。

Y:アイドル?

H:伊藤ふたばちゃん。キュートすぎる。

Y:うわ!やっぱり!

H:まだ17歳の期待の星なんだけど、とにかくもう、登っても落ちてもキュート。ずっと笑顔。手を振って笑顔。お辞儀して笑顔。あまりにもキラキラしすぎていて、完全にノックアウトされちまったわ。

Y:細江さん……いいと思います……。

H:だから決めた。男子は「どっひー」こと土肥くん。女子はふたばちゃんを全力で応援する。てゆーか、何より初めて生観戦したスポーツクライミングは、思っていたよりもずっとずっと面白かった。こりゃハマるわ!

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