アメリカのゲーセン博物館に行ってみたら、めちゃくちゃ楽しかった!
これもゲーム……なんですね最初に見かけたのは、通称「ミュージックボックス」と呼ばれるもので、コインを入れるとボックスの中の人形たちが、ダンスや歌、笑いを披露してくれる、古典的なマシーン。
人形のクオリティが評価しづらい……。昔のアーケード場は“ゲームをやる”というより“ただ楽しむ”ための場所だったのでしょうか?
通称「FAT LADY」は……トラウマレベルに怖い!!
彼女の名は「Laughing SAL」。1940~1972年、この地に存在したテーマパークでは通称「FAT LADY」と呼ばれて、子どもたちに笑いと恐怖を与えていたのだとか。入り口すぐの場所に設置されていて、このミュージアムの象徴のような扱い……これ、暗いところで観たら、トラウマになりそう。
こういうの昔のゲーセンにあった!
ハンドルを回して2人対戦も可能なカーレース(先に20周した方が勝ち!)や競輪というアナログなゲームも。「体力系」のゲームって昔のゲームセンターにあったのを思い出します!
微細な加減はしてくれない!
体力系では、アームレスリングといった王道のものも。見た目の古びた感じからは想像できない手強さに圧倒されます。というか、強さレベルの差が激しい!調子に乗って試したら、翌日腕が筋肉痛に……。
この髪型って、アノ人でしょ!
アームレスリングの近くにあったボクシングゲーム人形。アメリカの白人マッチョなイメージなんでしょうけど……某大統領に見えません?そう感じたのは私だけでしょうか。
これってプロパガンダ……ですよね
これもゲーム?覗くと第一次世界大戦の様子が流れる箱。国威高揚とかの目的なんでしょうけど、こんなのも20世紀のはじめにはあったんですね。
ちょっと恥ずかしいけど試したくなるんですよね
愛やセックスへの欲望度合を測ってしまうマシーン。他にもキスまでの“距離”を診断したり、ラブ&セクシー系ゲームがバラエティ豊か。これ、結果ってまわりの人にバレますよね、きっと……恥ずかしい気がします。でも、ついついやってみたくなるかも(笑)
ドット画のレトロ感!
やっと見つけたビデオゲームは、正統派シューティングの「アステロイズ」。エイリアンや小惑星を避けて敵を打ち落とす、昔懐かしくシンプルなもの。単色のドット画ってところが、ビデオゲーム黎明期を感じさせるんですよね。
ゲームの存在にサンフランシスコの歴史が垣間見える
1848年の金の発掘のニュースにより、アメリカのみならず、ヨーロッパやアジアなど世界中から金の富を求めて何十万人という人々が上陸したサンフランシスコ。集まったのは、家族を故郷に置いてきた“出稼ぎ男性”が多かったといいます。ゴールドラッシュに沸いた彼らのエンターテイメントが栄えたこの街ならでは、という歴史も関係しているのかも。
誰もが子どもの頃に戻ったように遊べそうなMusée Mécanique。営業時間は午前10時~午後8時まで。
ここの、斜め向かいにはクラムチャウダーで有名なBordinの本店があって、裏手はすぐサンフランシスコの海。館内からも望遠鏡を覗いて、湾に浮かぶアルカトラズ島をチェックするのもイイ!
他にも、徒歩圏内にはPier39やサンフランシスコ発祥の有名チョコレートの複合施設「Ghirardelli Square」といった話題スポットがあるし、これまた無料で楽しめる海洋博物館「Maritime Museum」などもある。
ここ、ノースビーチは西海岸を訪れた際に見逃せないけっこう遊べるエリアなんです。