【不思議】人類の始まりにまつわる7つの説!人間の先祖は?人間の最初は?
“人間の始まり”に迫る!
まだまだ人間には分からないことがたくさんあります。
人間の誕生のもとになった“きっかけ”とは…?
紺界は人間であれば誰もが気になる、その「始まり」についての7つの説をご紹介します!
Useful source: Human Origins, Smithsonian, Top 10 Theories
1. パンスペルミア説
Image: DailyMail
宇宙に妙な「親しみ」を感じることはありませんか?空を眺めていると…気持ちが晴れて、ぼーっとしてきますよね。そんな感覚はもしかしたら、人類の始まりと関係しているかもしれません。パンスペルミア説(Panspermia)は、「生命はもともと宇宙に存在していたもので、地球の生命のもととなる「種」が宇宙から地球に訪れた」とする考え方です。
宇宙に存在する生命が流星体、小惑星、微惑星により地球に降り注いだというのです。惑星や太陽系小天体の衝突により、宇宙空間に飛び出した、好極限性細菌といった“宇宙空間でも生きられる生物”が地球にやってきた…というロマン溢れる人類の起源です。微生物が休眠状態で宇宙をさまよい…遂にある惑星に到着!そして、もしその惑星が微生物にとって最適な環境であれば、進化を繰り返し…最後は人間に。宇宙には何があるか分からないので、この説を否定することは難しいでしょう。
2. 自然発生説
Image: Top Ten List
自然発生説(Biopoesis *「偶然発生説」とも呼ばれる)とは、「無生物から生物がいきなる生まれる」可能性を主張する考え方です。つまり、何も生き物がいない状態の場所に…いきなり命を持った何かが現れるということです。「生命の土台」とも称されるアミノ酸は、自然の化学反応のみで発生することができます。これはユーリ-ミラーの実験により実証されています。多くの生物の体にとって欠かせないものがアミノ酸です。それが自然界の化学反応で生まれると分かったのはすごいことです。
ただし、後にこの説は(実験で行なってみせたような有機物の合成は難しいため)多くの科学者により否定されています。(もしかしたら、子供の頃に、人間の始まりとして…「いきなりポンと生まれるような」かたちを思い描いたことはありませんか?そうだとしたら、この自然発生説が最も近い考え方かもしれません!)
3. シンビオジェネシス
Image: Deviant Art
シンビオジェネシスとは、1910年にロシアの植物学者コンスタンティン・メレシュコウスキ(Konstantin Mereschowski)により最初に説明されたもので、二つの有機体により、新しい有機体が生まれる現象を言います。この考え方によると特定の細胞小器官は、「独立した形での内部共生者」として、他の何かしらの細胞内に存在していたとのことです。
例えば、ミトコンドリアは、プロテオバクテリアから現れました。つまり、様々な種類のバクテリアが共生状態になり、真核細胞を形成します。このようにしてバクテリア間で遺伝子の移動が行なわれることで、共生関係が進んでいきます。その結果、多くの種類の生命体が、全生物最終共通祖先(LUCA)へと繋がったという説です。
4. 粘度説
Image: Daily Burn
粘度説(Clay Theory)とは、1959年にジョン・バーナルにより唱えられた説で「粘度の界面でアミノ酸による重合反応が発生する」ことを説明したものです。粘度説は、有機分子が既存の非有機的な素材、結晶性シリカ上に時間をかけて発生することを仮定しています。粘度のおかげで…生命、そして人類が始まったと信じることができますか?
5. 天変地異説
Image: Paranoia
天変地異説(Catastrophism)とは、「人類の起源となる生命の始まりが自然現象に起因する」と考える説です。この考えの基本にあるのは生命の絶滅です。ある時代が始まっては滅び、また次の時代が始まる…といった具合(これには諸説あり)です。つまり、全ての生命は「それが生命の始めであるかのように考える」ということですね。この説によると、ある時代の生命は天変地異により完全に滅ぼされるので、次の生命の誕生は全く違うものとなります。
例えば、こんなパターンを考えてみて下さい。私たちが「人間の始め」と考えて焦点を当てているものは、単に、この一区切りの生命の始まりに過ぎず、それよりも前に、まだ何回も「生命の入れ替え」が行なわれてきたのかもしれません。もし、この考え方に納得できるようであれば…天変地異説の基本を認めていることになるでしょう。
6. 進化論
Image: DailyMail
進化論は私たちが最も耳にすることのある、人間の始まりを説明する考え方でしょう。これはつまり、「生命は進化によってここまでやってきたのであり、今存在する生き物は、その進化の中で生まれてきたのだ」ということを主張する説です。進化論といえばダーウィンの提唱したものが一般的ですね。とはいえ、この「進化論」自体にも様々な改良が加えられ現在に至っているのも事実で、今では、「生き物が遺伝的に手にする形質は、世代を経ることで変化していく」という基本的な考え方に至っています。
7. 特殊創造説
Image: Pinterest
これには宗教が大きく絡んでいます。特殊創造説(Theory of special creation)とは、「地球上の全ての生命(もちろん人間の始まりも含む)は偉大なる神によりつくられた」という考え方です。創世記とコーランによると最初に生まれた人間はアダムとイヴだとされています。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教は、これら二人の人間が、私たち人類の先祖だと考えています。そしてこの3つの宗教は、神が宇宙を7日間でつくりあげたとしています。
“人類の始まり”は深まるばかり…
さあ、ここまでの7つの説を読んで、あなたはどう思うでしょうか?「これには共感できる!」ということや、「この説とあっちの説を組み合わせたら、“自分の考える人間の起源”に一番近いのではないか」とか…色々あるでしょう。
この情報をもとにあなたなりに人間の誕生や、生命の始まりについて思いを巡らせてみて下さい。これからも科学の進歩でどんどん、既存の説が否定され、改善されていくのが楽しみですね。
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